もやもや病は脳の血管が徐々に狭くなる指定難病です。症状は人によって大きく異なり、
- 頭痛だけ
- 手足のしびれ
- 一時的な麻痺
- 脳梗塞
- 脳出血
まで幅広くみられます。
また、小児と成人では症状の現れ方が異なることも特徴です。
この記事では、もやもや病で報告されている症状をできるだけ詳しくまとめています。
目次
もやもや病の代表的な症状一覧
| 症状 | 小児 | 成人 | よくみられる |
|---|---|---|---|
| 頭痛 | ○ | ○ | ★★★★★ |
| 一時的な手足の麻痺 | ◎ | ○ | ★★★★★ |
| 手足のしびれ | ◎ | ◎ | ★★★★★ |
| ろれつが回らない | ○ | ◎ | ★★★★☆ |
| 言葉が出ない | ○ | ◎ | ★★★★☆ |
| 脱力 | ◎ | ◎ | ★★★★☆ |
| けいれん | ◎ | △ | ★★★☆☆ |
| 意識障害 | ○ | ○ | ★★★☆☆ |
| 視野障害 | △ | ○ | ★★★☆☆ |
| めまい | ○ | ○ | ★★★☆☆ |
| 失神 | △ | △ | ★★☆☆☆ |
| 認知機能低下 | × | △ | ★★☆☆☆ |
| 脳出血 | × | ◎ | ★★★★☆ |
症状ごとの詳しい解説
頭痛
特徴
- 慢性的
- 偏頭痛のように感じる
- 緊張型頭痛と間違われる
- 朝方に強いことがある
- 運動後に悪化
- 過呼吸後に起こる場合がある
関連する症状
- 吐き気
- 嘔吐
- 光がまぶしい
- 首の痛み
- 倦怠感
手足のしびれ
- 数分で改善することがある
- 左右どちらか
- 両側の場合もある
- 指先だけ
- 腕全体
- 足だけ
特徴として
数分〜数十分で改善するTIA(一過性脳虚血発作)のことがあります。
一時的な麻痺
例
- コップが持てない
- 箸が使えない
- 足がもつれる
- 歩けない
- ボタンが留められない
ろれつが回らない
- 急に話せない
- 言葉が出ない
- 呂律が回らない
- 会話がおかしい
視覚症状
- 視野が欠ける
- ぼやける
- 二重に見える
- 一瞬見えない
けいれん
小児では比較的多く、
- 全身
- 片側
- 数秒〜数分
認知機能
成人では
- 集中力低下
- 判断力低下
- 物忘れ
- 処理速度低下
小児にもやもや病でよくみられる症状
過呼吸で誘発されることがあります。
例えば
- 泣く
- 大笑い
- 笛を吹く
- リコーダー
- 運動会
- 風船を膨らませる
そのあと
- 手が動かない
- 足が動かない
- 話せない
などが出ることがあります。
成人にもやもや病でよくみられる症状
成人では
- 脳出血
- 脳梗塞
- TIA
が初発になることがあります。
緊急受診が必要な症状
以下の場合は救急要請を検討してください。
- 急な片麻痺
- 急に話せない
- 意識障害
- 激しい頭痛
- けいれん
- 視野障害
- 顔のゆがみ
※この記事は一般的な情報であり、診断を目的としたものではありません。
もやもや病と間違えやすい病気
- 偏頭痛
- 緊張型頭痛
- 脳梗塞
- TIA
- てんかん
- 脳腫瘍
- 頸椎症
- 多発性硬化症
- 機能性神経障害
- 椎骨動脈解離
症状セルフチェック
現在ある症状
☐ 頭痛
☐ 足のしびれ
☐ ろれつが回らない
☐ 手足が動かない
☐ けいれん
☐ 視野障害
☐ 一時的に改善する
☐ 運動で悪化
☐ 過呼吸で起こる
☐ 家族歴がある
